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地震時の衣料品
災害時専用の衣類があるわけではありません。長引く停電で洗濯機が使えなくなったり、家が潰れて、着替えがなくなってしまったりで「被災者ルック」が一般的になるでしょう。幸いなことに、今度来る地震の被災エリアは非常に広く、その姿が奇異に映る場所まで行くことは難しいに違いありません。
ここでは、そんな日常の衣類ではなく、主に安全装具を取り上げます。
防塵マスク
地震直後の空気はやたら埃っぽく、咽喉を痛めがちです。アレルギー体質でなくともマスクの着用を心掛けたいものです。アスベストが舞い上がっているかもしれませんが、画像のような一般的な作業用のマスクではアスベストを防ぐことが出来ません。アスベストの大きさはスギ花粉の数十分の1程度ですから、専用の防塵マスクやN95規格の医療用マスク以外に大きな効果は期待できないのです。
アスベスト(クリソタイル)の繊維単体の太さは0.02〜0.03μm(マイクロメートル:1000分の1ミリ)で、通常は1〜2μmの束になっていて、その長さは10〜20μm程度。一方、スギ花粉は30〜40μmの球形をしている。形状と大きさを比較するとアスベストは「-」でスギ花粉は「●」くらい。発がん性が取り沙汰されているが、その危険性は喫煙と同程度で、ことさらアスベストにだけ神経質になる必要はない。むしろ周囲にいる喫煙者のほうが日常的な分、よほど危険である。
防塵メガネ
メガネというよりも正しくはゴーグルです。防塵マスクと同様の理由で、眼病予防のために必要です。また、救出活動などで倒壊した家屋を壊したり、瓦礫を片付けたりする時にケガを防ぐのにも役立ちます。本来、マスクとメガネはセットであるべきものでしょう。欲を云えば耳栓も。各世帯で家族の人数分だけ揃えておくべきグッズです。マスクや耳栓は、タオルや手拭いで代用できますが、ゴーグルの代用はありません。
画像のものはホームセンターで入手できる作業用のものです。眼鏡使用者向けの防塵ゴーグルもあります。これも高いものから安いものまで、種々ありますが、レンズの強度=傷つきにくさに比例します。
最近は花粉症対策用ゴーグルが種々出回っていて、そちらのほうがファッショナブルではあります。
作業手袋
軍手は作業用手袋の代名詞ですが、あまりお勧め出来るシロモノではありません。最近の軍手の大半は化繊入りで燃えやすく、しかもすべりやすいので、意外にも危険です。鋭利なものや木材のササクレから手を守ってくれるわけでもなく、見掛け倒れの保護衣料かもしれません。林間学校やキャンプなどの課外活動では炊事時の火傷防止の観点から、軍手よりも皮手袋を持参するように、との指導が行なわれているほどです。
純綿製で編目の細かいものは、その点で若干マシですが、火傷の危険性は変わらず、値段も皮手袋とほとんど変わりません。ひと昔前の皮手袋というと溶接用のゴツイものか、高価なカーフ製のものしか見かけませんでしたが、最近は種々様々な皮手袋を選ぶことが出来ます。欠点は、長時間の使用で手が蒸れること、色物では手が染まってしまう(素材が同じ?だから仕方ない)くらいでしょうか。
帽 子
頭部を保護するというよりも、洗髪出来ず小汚い頭を隠すためのものです。何でも構いませんが、真冬に麦わら帽子は似合いません。
頭部保護にはヘルメットが最適で、救出などで壊れた家屋に近づく場合には不可欠です。それ以外には特に有用性はありません。
防災頭巾は、戦時中の防空頭巾の焼き直しで、頭部保護というよりも頭髪保護のためのものですから、過度の期待は禁物です。
靴
底の厚さとともにくるぶしをカバーする運動靴が、ケガの予防に役立ちます。ウォーキングシューズは帰宅困難者にならないための必須グッズで、職場やクルマに備えておけば、心強いでしょう。
枕元にも懐中電灯やホイッスルとともに厚底のスリッパや靴を備えておけば、ガラスなどでケガをする心配がありません。
最近は持っていないひとのほうが多いのですが、長靴は便利な作業靴です。
ただし、靴底が比較的薄く、鋭利なものに対しては弱いので、ガラスや釘などには注意が必要です。
雨 具
これも最近は持っていないひとのほうが多いのですが、あれば便利な衣料品です。雨の中での作業には欠かすことが出来ません。
高価な防水透湿素材のものを地震対策用にわざわざ買う必要はありませんが、破れやすいビニル製だけは避けたほうがよいでしょう。防水スプレーをかけておくと撥水性が高まるばかりでなく、防汚性も高まります。
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