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● 直下型地震の危険性 ●
海溝型地震の前後には直下型(活断層)地震が発生します。半世紀以上前にこの地域を襲った三河地震もそのひとつです。東南海地震の発生が間近に迫ったなか、直下型地震がこの地域を襲う懸念も大きくなってきました。安城市内には活断層は見つかっていませんが、直下型地震の被害と無縁というわけにはいきません。

海溝型地震と直下型地震の関係
地球は4つの層からできていて、表面はプレートと呼ばれる何枚かの板に分かれており、その下にあるマントルの対流によって動いています。
静岡以西はユーラシアプレートの上にあり、フィリピン海プレートがその下に潜り込んでいます。プレートとプレートの間には滑りにくい部分(固着域)があり、プレート同士のズレによって歪みが蓄積され、その限界を超えると元に戻ります。これをプレート間地震(海溝型地震)といい、1〜150年という間隔で定期的に発生しています。
プレート内地震(直下型地震は)は、プレート内の歪みによって裂かれやすい場所(活断層)で発生するプレート内部のひび割れ現象で、プレート内の歪みが蓄積あるいは開放される前後に活発に発生します。直下型地震の予知は困難とされていて、今後の研究を待つこととなりますが、兵庫県南部地震以降、東海から西日本にいたる太平洋側は地震の活動期に入ったとされていて、いつ発生してもおかしくない状況であることは確かです。

海溝型地震と直下型地震の関係
豊田市の猿投山から豊明市・大府市・高浜市を経て西尾市にいたる(つまり、安城市に沿うようにある)活断層です。
平成18年12月に開催された東南海、南海地震等に関する専門調査会で中部圏の地震対策を検討するため、都市部でマグニチュード7以上の大地震を起こすおそれのある活断層のひとつとして震度予測が行なわれたもので、安城市内は概ね震度6強以上と予測されています。
  東南海、南海地震等に関する専門調査会(第26回)
  いま活断層が危ない−中部の内陸直下型地震−
  独立行政法人 産業技術総合研究所 活断層データベース

海溝型地震と直下型地震の関係
かつての三河地震のように、猿投-高浜断層帯を震源域とする直下型地震の危険性は否定できません。また、この地震では、震度6強以上と東南海地震を上回る揺れが想定されています。この地震にはどうのような備えをすればいいのでしょうか。
結論からいえば、直下型地震に特化した防災対策はありません。せめて死傷しないように自宅に耐震補強を施すだけです。直下型地震は被災地域が限定されるために近隣地域からのモノもヒトといった援助を受けやすいかもしれません。あくまでも「死傷しなければ」という東南海地震以上に高いハードルを超えることが必要ですが・・・。

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