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しばしば見かける地震対策のもっともらしいウソを集めてみた。出典はいずれも
自治体のサイト。公のサイトに載っているだけにちょっと罪深いと思うが・・・ |
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| トイレや風呂は比較的安全な場所 |
風呂や便所が別棟にあった時代には、母屋が倒壊した後もそれらが残っていたのかもしれないが、現代では全く意味を持たない。
部屋の面積に対して柱の数が多いので丈夫だという説があるが、トイレや風呂を残して家屋が倒壊するなんてことはあり得ないし、それらが支えになって倒壊を免れたというハナシも聞かない。 |
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| 自主防災組織が援助に来てくれるのを待つ・・・ |
ある市のパンフレットで見つけた(安城市ではない)。こんなコトバは絶対に信じてはいけない。考えてもいけない。自主防災組織の構成員はあなた自身なのだ。そう、ド素人のあなたやわたしがもし無事であったなら、組織されていようがいまいが救出者にならなければならない状況なのだ。なんら専門知識も経験もましてや気の利いた資機材もないあなたやわたしが家族や近隣者を助けなければならない。
被災後の生活も同様。あなたはサービスの受益者ではない。それは協働、つまり、みんなで作ってみんなで消費されるものなのである。 |
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| 地震が起きたら、すぐに火を消す |
関東大震災以来の迷信。ちなみに、阪神淡路大震災の主な出火原因は裸火ではない。
台所で火を使っていたとしても火を消そうなどと思ってはいけない。ガステーブルの前に立っているのならそれは可能かもしれないが、それでも、火から離れることを優先させた方がいい。この地震の震度は「6弱」と想定される。揺れは、1分以上、長く続く。ひとは「立っていることが困難」な状況なのだ。こんな場合、無理をして火元近づいても火傷を負うことは目に見えている。大抵の場合、地震センサーのおかげでガスは止まるはずだ。無理は禁物。
万が一、火災が発生したところで、初期消火にはじゅうぶん間に合う。最初の3分間、火の手が天井に届くまでは大丈夫。もちろん、消火器を備え付けておくことが大前提。
小学校の避難訓練じゃないけれど、テーブルの下などで、身を守ることが一番大事。けがをしていたら、その後の消火や避難もできませんよね。
台所のやけどと自分のやけど、どっちを選びますか? |
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| 地震が起きたら、脱出口を確保 |
これも火の元と同じ。集合住宅などの玄関ドアは、耐火のため鉄製で、大きな地震では枠が歪んで開けることが出来なくなる恐れがある。だから、出口を確保せよといわれるが、「立っていることが困難」な状況では無理をしても、けがの可能性を増やすだけのこと。この地震の揺れは「ゆっくり」「大きく」「長い」のだが、これは中高層の建物では共振のため、更に大きな揺れとなり、「自分の意志で行動できない」ほどとなる。やっぱり、身を隠すことが優先、というか、それさえも出来ないかもしれない。
開かなくなったドアはどうする?こじ開けるほかないでしょう。そのための準備をしておくべきなのだ。
本格的な揺れ(S波)の前にある前ぶれの微小な揺れ(P波)を察したら、すぐに行動せよ、といった解説もあるが、そのような時間(自分の意志で行動できる時間)があるとしたのなら、なおさら自分の身の安全の確保に充てた方がいい。実際、かすかな地響きのようなものを感じたとしても、多くの人はそれを確かめようと身構えるのが普通だろう。。ここに挙げた2つの事例だけでなく、もし地震が発生したら○○しよう、という対処方法の多くは、ほとんどの場合、揺れている最中に出来る行動ではない。実際に出来ることは、せいぜい頭部を保護して揺れが過ぎるのを待つことくらい。この地震は、身動きの取れないほどの地震なのだ。 |
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| あわてて家の外に飛び出さない |
| 阪神淡路大震災はこれまで云われてきたこの常識を打ち砕いてしまった。老朽化した木造家屋の倒壊で目立ったのが1階部分の倒壊だった。だから、「老朽化」した「木造家屋」の「1階」という条件のもとでは、揺れの最中に這ってでも外へ飛び出す選択もある。もっとも、「自分の意志で行動できない」ほどの揺れの中だ、家の中と外、どちらが安全なのかは結果論でしか語れないのかもしれないが。そのためにも「耐震診断」は必要な手続きだ。 |
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| 地震保険は火災保険の契約金額の50%までしかつけられない |
地震保険は地震・噴火またはこれらによる津波を原因とする火災・損壊・埋没または流失による損害を補償する地震災害専用の保険で、居住用の建物と家財が対象である。火災保険では地震を原因とする火災による損害や、地震により延焼・拡大した損害は補償されないので、火災保険に付帯する方式での契約となり、火災保険への加入が前提となる。
地震保険の契約金額は、建物5,000万円、家財1,000万円を限度に、火災保険の30%〜50%の範囲内と定められている。これは、「地震保険に関する法律」に基づいて、損害保険会社と政府が一体となって運営していることにより、どの保険会社でも同一の内容となっている。
しかし、あまり知られていないが、火災保険と同額(100%)の補償が受けられる保険も存在する。正確には地震保険と同額の保険金が地震保険とともに支払われる特約なのだが。 |
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| 地震が発生したら、速やかに避難所へ避難する | このように書いてあるサイトは意外に多い。
沿岸部や傾斜地などでの二次的な災害の危険性がないのであれば、避難よりも隣り近所の救出、救護などが発災後の初期行動である。避難とは自宅を捨てるという最終的な決断であり、避難所に一番乗りすることのメリットなどありはしない(あとから来る避難者のために避難所の設営くらいか?)。
ご丁寧に、非常持出袋を背負い、ヘルメットを被り、厚手で長袖の服装、厚底の靴なんてイラストが添えられて紹介されていることが多い。そんな余裕があるのなら、ほかにするべき行動はいくらでも見つかる。
その一方で『地域を守るのは、あなた方住民です』なんて一文が別項目に謳われたりしているのはご愛嬌か? |
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